久々の投稿はやはり小祝塾 in 今治!!!

皆さんこんにちは、そしてお久しぶりでございます( ^o^)ノ

愛媛新居浜にて、BLOF理論(小祝農法)をベースに高品質・多収穫の実現を目指しています、いけちゃん農園の森田です。

本当に久々のブログ更新ですが、この間ウチの主力商品でもある人参の準備をひたすら行っていました!今年は8月全く雨が降らなかったり、9月は逆に雨ばかりと異常な天候が続くことでトラブル続き(ToT)結果として予定していた作付け圃場の8割しか作業できませんでしたが、様々な方からのアドバイスもあり、なんとか今こんな状態までもっていけました。

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そんな中、昨日の小祝塾は今治の越智さん・丹下さんの圃場見学。お二人とも人参を作られていたので非常に興味深い情報を得ることができました!

まずは越智さん圃場を伺う前に、地元の方々で作成された「わら猪」を見学することに。想像以上の出来映えに思わず写真をパチパチ。こちらは1月まで展示されるようです。

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今回の越智さんの圃場である旧玉川町は標高も高く、山に囲まれていることもあり気温も低く、日当たりも制限されている場所。私にはない悩みも数多くあるようです。

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こちらの越智さん、実は今回の人参しかも有機での栽培は初!従来慣行農業での甘とう美人(ししとう)がメインの農家さん。さて現状はいかに!

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こちらは9月初旬に播種したもの。4条植えで約10,000粒。鶏糞での追肥など、ここまでの作業工程に色々もの申したい小祝先生ではありますが、状態はなかなか良い感じです。とにかく今まで頭の中でしか有機栽培をしてこなかった越智さんが、とうとう重い腰を上げて実際に行動に起こしたことが衝撃でした(笑)

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そしてこちらは熟練農家の丹下さん。みかんや人参をはじめ、作るもの全てにおいて非常にレベルの高い野菜を作り上げる農家さんであり、僕もことあるごとにアドバイスを頂いています。今回の圃場は約1.2反。播種時期を4回に分けており、品種も播種が遅いものはトウ立ちしにくいものを選んだりと色々策を立てていました。

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こちらは越智さん同様9月初旬に播種した人参。この時期雨が多いことを事前にキャッチ。種の流亡を防ぐ為に籾殻を表層に撒いてありました。他にも地温を高める為「くん炭」も準備しようとしていた様子。なるほどの連続で、非常にこれからの農業人生にも勉強になりました(^o^)

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ちなみにこちらが9月播種の越智さんと丹下さんの人参。右が丹下さんで他は越智さんのもの。越智さんの人参は環境が不利(主に日照時間)もありますが、鶏糞の分解も進んでないところもあり左は又割れ。雨が多かったこと、あと土の団粒にも差があるようで水の抜け方が違うようです。聞けば太陽熱処理の期間も大幅に違い、非常に面白い結果がみることができました。

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こちらはみかん。今年の課題は秋芽が出たこと。写真で見ると、少し色の薄い葉がこの秋芽。丹下さんは原因追及の為に、9月以降の日照時間・降水量などこまめに例年と比較。様々な仮説を立てていました。その仮説の検証を午後の講義中に小祝先生と行いました。その様子はまた近日報告致します( ^o^)ノ