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今年最後の小祝塾は、新たな発見が盛りだくさん!

皆さんこんばんわ(^^)/ 愛媛新居浜市にて、BLOF理論をベースに高品質・多収穫の実現を無農薬で取り組んでいます、いけちゃん農園の森田です。

12月というよりも、2015年も残り半分となりましたね!皆さんはどんな1年だったでしょうか?個人的には普段はもちろん、休日も他に趣味がないのか!というくらい農業に携わった1年でした^_^; その割に成長できているのかは疑問ではありますが・・・。

さて昨日は今年最後の小祝塾!場所はおとなり西条市。1年を締めくくるにふさわしい、非常に中身の濃い勉強会となりました( `ー´)ノ

 

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まず初めに伺ったのは小松農園さん。夏はハウスでメロン、露地でも様々な野菜を栽培されている農家さんです。

そこでまず目にしたのは、生育のまばらな大根たち。う~ん、なぜこんなことに・・・。いざ皆で原因探し!

 

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まずは根の状態のチェック!小祝先生のこのショットはご自身の書籍でもお馴染みです(笑)

 

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いつもお茶目な安見さんが手にしているのも大根。今回はしっかり堆肥も入れて、夏場の太陽熱養生処理もしっかり行えていたにも関わらずこのような状態に”(-“”-)”

注目したいのは隣に少し見えている玉ねぎ。こちらはしっかり太い根も張っており、勢いもかなり良さげ。隣り合わせの畝でここまでの差がなぜ・・・?ヒントは太陽熱処理終了後のある作業工程をしたかしなかったか。う~ん、勉強になります(^^)/

他にもブロッコリー畑でも様々な生育のものが見ることができ、午後の講義のいい題材となりました。

 

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次にお邪魔したのは、自社で販売している青汁用ケールの栽培でおなじみのフジワラ化学さんです。

今年のケールも順調そうです!こちらでは小松農園さんと比較すると、チッソ分の多い堆肥を使用してます。そして驚いたのが土がものすごくフカフカだったこと!ケールは1度収穫しても、その後にまた出てくる葉も収穫していきます。このフカフカの状態をいかに持続させるかがポイントのようです。ここでのヒントはハイブリッド!

 

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小雨小僧の影響か、最後のアグリ近藤さんをお伺いした時はポツポツ雨が・・・(>_<)

いつものハウスではなく、今回はちょっとだけ離れた露地の圃場へ。 風邪気味でマスク姿のご主人に代わり、奥さまが丁寧にご案内。

人参圃場では様々な品種を栽培されてました。品種によっては肥料の消費に違いがあるようで、それぞれに合った肥培管理ができるかがポイントとなりそうです。また前作は水田だったこともあり、硝酸態も限りなくゼロに近い状態での人参となるので、その品質には期待できそうです!

いつもそうですが、どの農家さんも普段学ばれていることを、しっかり実践しているのが分かります。まだまだ新米農家の自分にとっては全てが勉強!今回もありがとうございました!!! 午後の講義はまた次回にでも(●^o^●)

来たる人参収穫の日に備えて予行演習!

皆さんこんばんわ(^^)/ 愛媛新居浜にて、BLOF理論をベースに高品質・多収穫の実現を、無農薬で取り組んでますいけちゃん農園の森田です。

今日は場所によっては夏日になったようで、何ともよく分からない気候が続いていますね。ここ新居浜では昨晩からの大雨、そして最近週に1度は吹き荒れる強風でもう大荒れ!当然僕の心も大荒れ・・・。全くスケジュール通りに作業が進みません”(-“”-)”

ただ農業にはそれは付き物!思い通りにいくことの方がまれ。色んな困難を乗り越えるからこそ、そこでできた作物に『想い』が生まれるのでしょう!まだ就農1年半で、本当に色々なことが日々勉強です(^_-)-☆

さて、いよいよ人参の収穫目前です!今までは収穫したものを、親会社でもある池田食品にほとんど納品していました。親会社ということで、かなり納品方法はゆるかったです(笑)葉は落としますが、洗わず土もついたままそのまま冷蔵庫へ。たったこれだけ。

しかし今年は違います。そのほとんどを外向けに出荷する予定なので、その分手間もかかってきます。当然土つきという訳にはいかず、専用の人参洗い機も購入。そこから大きさによって分ける選別もしていくことになります。そして箱積めし出荷まで。とにかく初めて体験することがほとんどなのです!いざ収穫始まってからでは手際や効率も悪くなるでしょう。そこで一通りの流れを、実際に予行演習してみました~。

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雨上がりということでたっぷり泥付き。これは洗い甲斐があります!

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一気にそのまま人参洗い機へ。今回は40キロほどの人参を入れましたが、もっと入れた方がスムーズに人参同士もこすれていい模様。それでも時間は2.3分で終了。手作業で洗うとなるとその何倍もかかるでしょう。これは本当に便利だな~と実感です(^^)v

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排出口にキャリーを置けば、勝手に出てきてくれます。本当に最近の機械はよくできています。日本の技術力はさすがです!!!

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こちらは糖度と硝酸値の測定。ちょっと前では硝酸値がHi(高すぎて測定不能)でしたが、お酢を散布したりひと手間加えてかなり数値も下がってきました。これからまた寒くなり時間が経つと、更に下がってくるかと思います。

ちなみにこの時は、いけちゃん社長といつもお世話になってる神野農機の国彦さん、そして機械メーカーの方も一緒でした。そしてこの時ほぼ即決で人参の選別機も購入することに。決して安いものではないと思うのですが、この即決のスピードには正直タジタジ・・・^_^; 自分も早くこれくらい器のデカい男になりたいと思いました(笑)

ニンジン視察〜吉備路の旅〜

皆さんこんばんわ(^^)/

愛媛・新居浜にてBLOF理論をベースに高品質・多収穫の実現を無農薬で取り組んでいます、いけちゃん農園の森田です。

12月!もう12月突入しました!!2015年が終わりに近づいているのもそうですが、いよいよ我がいけちゃん農園の今後を大きく左右しかねないニンジンの収穫が始まります( `ー´)ノ

今年は例年以上にニンジンの作付けを増やした・・・というよりほぼニンジンになっちゃいました(笑)この大量のニンジンを今月から収穫し出荷しなければなりません!ただこれだけの量の外部出荷は経験がありません。そこで先週末、いけちゃん社長と一緒に岡山県へ、ニンジンの大量栽培・出荷をされている吉備路オーガニックワークさんへ勉強に行ってまいりました(^^)v

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まずは親会社であるアグリ元気岡山さんの直売所へ。親交のある大林さんと待ち合わせ。こちらの林社長をご紹介頂き、昼食も取りながら、色々な林社長のユーモア溢れる面白い話もお聞かせ頂きました(^^)

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午前中はニンジンの収穫をしているということで畑へ。ニンジンだけで約5町!周りに大きな建物もなく、日当たり抜群!おまけに水も豊富!ただ収量があまり良くないとのこと。岡山は特に有機JASの規定が厳しいので、使用できる肥料が限られるのが悩みの種のようです((+_+))

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抜いてもらったのですが、きれいな形のものからいびつなものまで。ただある程度の原因は把握しているようですし、アドバイザーの大林さんの知識と経験で大きく改善されることかと思います(^^)v

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こちらは初めて見ましたニンジン収穫機。やはりこれだけの広い畑の収穫を手作業って訳にはいきません。今年のいけちゃん農園では手で抜いていきますが、来年以降はぜひともこの収穫機が欲しいものです!来年はお願いしますよ社長!

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午後は選別作業の見学。1日で約2トンものニンジンを洗って選別していくとのこと。大きさごとに選別されたニンジンがどんどん箱に入っていきます。「これは楽だ~」って思いましたが、ひたすら流れてくるニンジンを必死でさばいている様子は・・・。とても話しかける状況ではありませんでした^_^; 大変な時にお邪魔してすいませんでした!

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選別されたら冷蔵庫へ。冷たい風が直に当たらないような工夫が施され、品質が落ちないようにするポイントも重要であると再確認。袋詰めする様子は拝見できませんでしたが、収穫から出荷までの流れを知ることができて本当に勉強になりました!

さぁ、いよいよもうすぐ収穫が始まります!思うようにいかないこともあるかと思いますが全てが良い経験。結果を出す為の準備もしっかり行いながら、戦闘態勢を作っていきたいと思います!!!やってるで~( `ー´)ノ

小祝塾後編 さすがは理論は農家のお二人です!

皆さんこんばんわ(^^)/

愛媛県新居浜市にて、BLOF理論をベースに高品質・多収穫の実現を、無農薬で取り組んでます、いけちゃん農園の森田です!今回は先週行われた勉強会の後編です。

午後は午前中に行われた現地指導を踏まえて、担当農家さんのお話や、小祝先生の講義、その他質疑応答など盛りだくさんの内容でした。特にここ今治の越智さん・丹下さんは、しっかりとした資料を作成して下さり、まだまだ初心者の自分には、本当にいい勉強をさせてもらっています(^^)v

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まず越智さんが栽培中の春菊の老化苗についてのお話。春菊の苗を育て、それを畑に定植するのが約2週間遅れたという越智さん。それにより生育に重要な根の量が少なくなり、実際簡単にこの日も抜くことができました。根の量が少ないと、せっかく土の中に仕込んだ栄養素が吸えませんよね。『苗半作』とも言うように、やはり苗の良し悪しが大きく関わってきます。もし老化苗になった場合は思い切って断根するのも方法とのこと。その際断根する前に、アミノ酸やお酢を混ぜた液に株元を浸しておくと効果的だそうです。

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こちらは小祝先生が見せて頂いたもの。よく見ると真っ白できれいな根が、空中を伝って土に伸びていることが分かります。地面の養分を吸って根を伸ばしているのではないのですね!

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この後は、とっても分かりやすい解説でもお馴染みの丹下さんのお話。人参とミカンの豪華2本立てで~す。

まずは人参。今回の畑は、去年は堆肥を15aの畑に40トン投入して、ひたすら土作りを行った場所。はい、大谷方式です(笑)うちの畑では10aに3〜4トンなので、その量の多さはすさまじいものです((+_+))

ただ4トントラックで10台分。それが畑を走るとなると、その重さにより弊害がでるのも無理ありません。しっかりタイヤの跡に沿って、人参の生育が悪くなってしまったようです・・・。その重さで土の団粒が崩れたことが原因。そして根が張らずミネラルが吸えない。結果中にはチッソ過多による「うどんこ病」の症状も!団粒を作る為の堆肥も、その投入方法はこれだけの量を入れる時は注意が必要なんですね~。

そしてミカン。今回は「浮き皮」について。よくスーパーで売られているミカンで、皮が実に対して余り気味のものありますよね?まぁむき易くていいって方もおられると思いますが。でもこれ、あまり良くはないみたいです。その原因が1月に撒いたCN比15のある堆肥。昨年夏場の日照不足から、今回はしっかり土の中に炭水化物を仕込もうと入れたものですが、それが結果的に良くなかったようです。果樹は年に1度きり。野菜とは違う難しさがあります!

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質疑応答では松山の安見さん。ご自身の大根の先端の生育が良くないとのこと。これは10月全く雨が降らなかったのですが、これによる水不足が大きく関わっているようです。先端の硝酸値も高く、この先端部に溜まっているみたいでした。これをアミノ酸に切り替えるような技術が大切だと小祝先生からもご指摘がありました。謎が解明できて良かったですね!!

この他にも、最近ニュースにもなった有機肥料偽造のお話や、一柳副会長の東南アジアでの現地講習のお話など盛りだくさんで勉強会は終了。ここのところ徳島へ行ったりしてましたが、久々の近場での勉強会は帰る時間も気にせずじっくりお話できた印象でした(^^) 今年の勉強会も残りあと1回!しっかり学んでそれを活かし、良い締めくくりができるように頑張りたいと思います!!!

今月の小祝塾 小雨男の力発揮できず...

皆さんこんばんわ(^^)/

愛媛新居浜にてBLOF理論をベースに、高品質・多収穫の実現を無農薬で取り組んでいます、いけちゃん農園の森田です。

早いもので11月も半分が過ぎましたね~。先月は全くといって雨が降らなかった四国地方ですが、今月はうって変わって雨が多くなっています。そんな中、昨日は月イチ恒例の小祝塾。今月の舞台はゆるキャラ『バリィさん』でも有名な今治市での開催となりました。当日はかなり雨が降るとの予報でしたが、今回のホスト農家である越智さんから、「自分は小雨男なので、大雨の予報でも小雨にすることができる!」とまぁ若干意味不明なコメントをメールで送ってこられたので、午前中の圃場見学もまぁなんとかなるか!と淡い期待をしていたのですが・・・結果どしゃ降りでしたね(笑)まぁ冷静に考えたらそりゃそうですよね^_^;

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こちらが自称「小雨男」の越智さん。ただ越智さんの圃場はハウスなので、雨は気にせず現地指導スタートです!

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前作では地元の名産でもある「甘とう美人」という唐辛子の栽培をしていましたが、その収穫も終わり春菊の栽培をしていました。足を踏み入れた時に、かなり土の様子が良くなっているなぁと感じました。

ただ実際試しに抜いてみたのですが、かなり簡単にスポっと抜けました。根の張りに多少問題があったようでした。この原因はセルトレイでの育苗から畑に移し替える時期がかなり遅れたことが挙げられます。通常1週間~10日で移動するところ、色々バタバタで1カ月近く経ってから移した様子。これではなかなか根は張れず、結果必要な栄養素も吸収できず、初期生育に悪影響が出たのではないかと。我がいけちゃん農園での作業もこの初期生育には気をつけて作業するよう心掛けています。それだけスタートダッシュは肝心だということですね(^_-)-☆

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あと小雨男でもあり、微生物マニアでもある越智さん。今回はBC菌を用いたぼかし肥料を作成中でした。こちらのBCぼかし、かなり手軽でしかも1週間ちょっとでできるとのこと。主に米ぬかやもみ殻を使用してます。個人的にはこのような自家製での肥料作成や菌の培養などは経験がないので、かなり興味深い内容となりました(^^) 越智さんありがとうございました!

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次は野菜も果樹もレベルの高いものをいつも作られています丹下さんの圃場へ。雨も益々勢いを増し、傘を差しながらの見学となりました。ますは人参畑へ。ちょうど収穫も始まったところみたいでこちらでもいくつか試し堀り。色鮮やかで、下まで太った見事な寸胴型の人参でございます!

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ちなみにこちらの畑、ある理由が元で生育にかなりのバラつきがありました。それらの内容は後編のブログで報告させて頂きます。

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そしてミカン畑へ。今年は果樹独特の隔年結果(収量が良い年の翌年は悪くなる。この繰り返し)の影響で、収量はあまり期待できないとのことでした。そして気にされていたのが浮皮。果樹に関しては無知な自分は、この浮皮はあえて剥きやすいように作っているのかと思っていました(>_<) 実際に市販されているミカンもこのようなもの結構多いですし。でもこれもあまりよろしくないようです。それらの原因も掴んでおられる様子。この問題を検証し原因を追究する姿勢は本当勉強になりますね!

と雨の中での現地指導でしたが、今回も実りの多い時間を費やすことができました!午後の机上学習の様子は、また次回のブログでお伝えさせていただきます(^^)v